若者発!まちプロ&さとのば大学ラーニングジャーニー レポート[2]

今年のゴールデンウィークと夏休みの期間、まなびとはさとのば大学の主催する、高校生・大学生を対象とした2泊3日の短期地域留学「ラーニング・ジャーニー」 の地域事務局として和気町をフィールドに学ぶプログラムをつくり、高校生を受け入れました。

夏休みには、岡山県生涯学習センターの主催する地域づくり実践研修「若者発!まちプロ」に参加する大学生をインターンとして受け入れ、プログラム運営のサポートをしてもらいました。インターン生による、ラーニングジャーニー&まちプロの体験レポートをお届けします。 

夏のラーニングジャーニー全体の様子はレポート[1]からご覧ください。

※記事中に鳥の解体シーンの写真が入っています。苦手な方はご注意ください。



大学生・さあやさんによるレポート

私は自分の視野が狭いと思っていたので、色々な事を経験し学びたいと思い参加しました。

まちプロのインターンを通して学んだことは、3つあります。


鶏を食べ物にする過程で実感したこと

1つ目は、自分が普段何気なく食べている食べ物は、元々生きていて、生き物を食べ物にする仕事をしている人がいるということを実感したことです。当たり前のことですが、普段何気なく暮らしていく中で、食べ物は自分と同じように生きていた事を実感する機会がありませんでした。

しかし、実際に鶏が死ぬ瞬間を目にし、自分で羽を抜いたり解体することによって体験を通して実感することが出来ました。私は、体験するまでは、鶏が死ぬ瞬間を見たらトラウマになってしまい肉を食べられなくなるのではないかと心配でしたが、体験をしてみると、食べたくないという感情はなく、ここまでしたのに食べない方が良くないと思いました。

鶏が死ぬ瞬間はとてもショッキングで、命を頂くということの重さを知りました。そして、命を頂いたからには残す事は極力してはならない事だと思いました。


困った時には誰かを頼ってもいい

2つ目は、失敗はそんなに過度に恐れなくても良く、困った時は誰かを頼ってもいいということを事柄ではなく感覚としてわかった事です。鶏を解体した後、解体した鶏肉や農家さんから頂いた野菜等を用いてBBQをしました。その時に、私は怪我をしてしまい、利き手が一時的に使えなくなりました。しかし、一緒にインターンに参加していた人達やスタッフの方々が助けてくれたので、利き手が使えなくてもBBQを楽しめました。


失敗しても何とかなるということ

以前までの私は、人を困らせてはいけない、迷惑をかけてはいけないと思い、失敗することが恐く、「失敗は成功のもと」という言葉を知ってはいるけど、感覚としては分からず、失敗は恐いものとして認識していました。しかし、この実際に助けて貰ったという経験を通して、失敗をしてしまっても何とかなり人を頼ってもいいという事が、感覚としてわかりました。

以前までは何かを始めたくても失敗することが怖くて物事に挑戦する事が出来なかったのですが、失敗はそんなに恐れなくてもいいものということが分かり、何かをやる時の心のつっかえがなくなりました。失敗を過度に恐れなくてもいいということに気づけたのは、自分が失敗したからです。失敗から学ぶことがあるということを知れたことは、活動の中で自分が成長した出来事だと思います。

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